もっと自己紹介
マナー講師の横山文徳です。
夫婦が共に働く意義は、2つあります。
一つは経済的に豊かになること。
もう一つは、互いに世界を持ち、人間として成長し合えることです。
家庭にこもれば世間の荒波からは少しずつ遠ざかりますから、成長の度合が縮まることは否めません。
日本の男性は、まだ妻が働きに出るのを喜ばない(あるいは積極的には賛成しない)人が多いようですが、最近は"人間としての成長"という観点から、大いに推奨する人も増えつつあります。
電子部品輸入専門商社の社長さんで田辺喜彦さんとおっしゃる方が、新聞のインタビューに応じてこんなことを話しておられました。
「女房が家にいたままでは、十年もたつと夫婦で話が合わなくなる。亭主が社会の荒波にもまれて見識を高めている間、女房はといえば家事、育児だけで世間が狭くなっていくだけですから、話の次元が全く違ってきちゃうのは当然」
田辺さんは仲間と一緒に会社を創設された時、奥さまに経理を手伝ってもらうことにしたのだそうです。