もっと自己紹介
【どろはた / Dorohata】
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どろはたはドミナリア出身のプレインズウォーカーである。
クルーグで白の魔術を学んだ彼は愛と癒しの才能に恵まれ、
人柄が良くカリスマ性にあふれた好人物として誰からも尊敬されていた。
だが、それらは全てシミアの精神悪鬼が彼に見せていた妄想であった。
真実を悟ったとき、どろはたの尻から
おびただしい量のガス状の黒マナ(Marsh Gas)が噴出。
それがサマイトの錬金術器具に引火し爆発、その場にあった全てが
跡形も無く木っ端微塵となった。
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瓦礫の山に火がくすぶる中をベナリアの治安部隊が捜索したが
どろはたの死体は見つからず、棺だけの葬儀が行われた。
その日、ひとつの存在がドミナリアの社会から完全に消えた。
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眠りから目覚めたとき、ただ油臭くて、煤臭くて、体が重かった。
それでも身を起こして周囲を見回すと、目の前に広がるのは見慣れた光景ではなかった。
空を覆い尽くすのは脂肪のような茶褐色の暗雲の不快な渦だった。
足元の草原は錆びていた。
小川かと思えた流れは黒光りするねばついた胆汁で、
どろどろ音を立てて流れるさまは腐った溶岩のようだった。
呼吸ひとつするにも有害な粉塵が喉にまとわりつくこの異質な世界で、
なぜか彼は少しだけ笑っていた。
そしてゆっくりと……
今度こそ偽り無く、自分の足で前へと歩き始めた。
今までのどこよりも真実の彼に似つかわしい新たなその"居場所"
ファイレクシアで。
【好きな食べ物】
れんこん、ほや、なまこ
【苦手な食べもの】
ネギ、マヨネーズ