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突発性難聴についての記録

2014年10月26日20:00頃

同年9月に脳脊髄液減少症と耳管開放症になっていたので常に調子は悪かったのですが、突発性難聴の症状は突然で劇的でした。

回転性眩暈:時計回りに天地がぐるぐる
爆音耳鳴り:耳元で飛行機が飛んでいるレベルで重低音
低音難聴:男性の声が一切聞こえない
聴覚過敏:無機質な破裂音、摩擦音が脳に響く

常備してあったトラベルミンを服用。ほどなくして眩暈が止まり、病院は翌日に行くことにして寝ずに朝まで過ごしました。とにかく爆音耳鳴りがうるさくて気が狂いそうでした。

10/27
横浜市中区S耳鼻科へ。聴力検査で低音難聴の診断。プレドニン(ステロイド内服薬)を処方され明後日また来る様にと言われその日は帰宅しました。
薬が効いて低音難聴は概ね元通りに。他の症状は変わらず。

10/29
再び横浜市中区S耳鼻科へ。第一声『なんで昨日来なかったの!』と怒られました。なぜ?明後日来る様にと言われたのに。
再度聴力検査の際、そもそも閉所が苦手な上に目眩のせいで吐き気があり、検査ブース(半畳程のボックス)に入るのが躊躇われたので、その旨と低音難聴が概ね回復していることを申し出ると『じゃあ目眩と耳鳴りは心の問題なんじゃないの?心療内科へ行ったら?もうここへは来なくていいです』
え?え??なんで?

同日、横浜市南区M耳鼻科へハシゴ。
経緯を説明すると、突発性難聴でしょう、と診断されました。
通常両耳同時に起こることはないため、メニエールの可能性も視野に入れて以下の内服薬が処方されました。
アデホスコーワ、メリスロン(目眩改善)
メチコバール(ビタミンB12/末梢神経修復)
イソバイド(利尿薬/内耳の浮腫改善)
ストミンA(耳鳴り改善)


その後
ネットの情報では1~2週間で全快する場合もある、との事でその様に見込んでいましたが、1ヶ月が過ぎても一向に良くなる気配はありませんでした。

24時間続く爆音の耳鳴りと、振り返ることすらできない程の眩暈、
紙と紙が擦れる僅かな音が脳全体に響く…
本当に辛く、大袈裟ではなく生き地獄でした。

病は徐々に心を蝕んでゆき、
駅のホームで、国道で、大きなビルの下で、
いま飛び込んだら、飛び降りたら楽になれる、
何度考えたかわかりません。

これはヤバいと自覚したので心療内科で安定剤を出してもらい(耳鼻科が出さない方針だったので)常にイヤホンで雨音やホワイトノイズを聞きながら最低限の動きで過ごす日々。

鍼灸に通い、姿勢改善、早寝早起き、耳のストレッチ、眩暈体操、出来る事は何でもやりました。
耳に良いという黒豆、酢玉ねぎを積極的に食し、禁酒、禁カフェイン、ヨガ、ういろう(小田原の)……

怪しい民間療法や胡散臭い漢方などにも手を出しながらの療養生活は約半年続き、仕事に完全復活するまで1年かかりました。

しかし心身ともに受けたダメージは大きく、後遺症として耳鳴り、聴覚情報処理障害、聴覚過敏があり、気象状況次第で浮動性眩暈が起こります。
また、いつどこで回転性眩暈が再発するかもしれないという恐怖が付き纏い、外出時の緊張や、時にパニックを起こす様になりました。
2023年現在、耳鼻科の治療は効果が無く中止、精神科は引き続き通院し抗不安薬でコントロールしています。

中々厄介な症状が残ってしまいましたが、今は上手く付き合ってなんとか楽しく生きる事ができています。






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2019年脳出血(後左半身が少し不自由)2023年リンパ癌宣告されて落ち込んでる彼のヘルパー生活

音楽 art antique キモノ vintage fashion

うつくしいものがだいすき

人の目を気にして生きるなんてくだらないことさ


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日付データ

プロフ更新日2023/12/02 20:08 プロフ作成日2016/11/01 20:12
API更新日2024/05/03 00:22 API更新予定2024/05/03 01:22