自己紹介

基礎心理学(きそしん)とその隣接分野について解説する学術bot(いわゆる学術たん)だよ。自動ツイート数は約300!たまに手動で質問対応や長めの解説などもするよ。問題等ありましたらご指摘ください。下記のリンク先にある詳細もご覧ください。
詳細と文献リスト→https://t.co/ga3ExiY7PZ

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1. このアカウントの目的と免責事項

科学コミュニケーションの観点から,心理学の中でも特に基礎心理学に関する知識を分かりやすく丁寧に解説することを目的としています。フォローするだけで,いつでも・どこでも・お手軽に・定期的に勉強できる点が,Twitterのいいところだと思っています。また,作者自身の勉強(知識の収集と,分かりやすく伝える技術の向上)にも活かせたらと考えています。明らかな間違いや問題等がございましたらご指摘頂けると嬉しいです。

ただし,場合によっては厳密さよりも分かりやすさを優先し,中の人が許容可能と考える範囲内(大学の授業や一般的な教科書でも採用されると思われるレベル)で内容を単純化している場合もございますのでご容赦ください。また,暴言を吐く方はその主張がいかに正しくてもすぐさまミュートまたはブロックさせて頂きますのでご了承ください。

ダメな例:
「このツイートは間違ってる!いい加減なことを言うな!Twitterやめろ!」
良い例:
「このツイートは〇〇なので不正確だと思います。訂正してはどうでしょうか?」

暴言に頼らずとも批判はできるはずですし,一般論として言葉遣いに気を付けたほうがコミュニケーションはうまくいきやすいと思います。マナーを守ってインターネットを楽しみましょう。

2. このアカウントの現状など

このアカウントで扱っている基礎心理学の分野は,主に感覚・知覚・認知・学習・生理・心理学研究法・心理統計学です。自動ツイートのバリエーションは2022年7月24日現在で約300種類あります。自動ツイートの順序は周回ごとにランダムとなっています。自動ツイートは定期的に追加・修正していきます。

試験的に,匿名で投稿できる質問箱(マシュマロ)を運用していますので,ご質問・ご要望などがございましたらお気軽にどうぞ(https://marshmallow-qa.com/kisopsy_kun)。

3. 提供している情報の教育目的での利用について

このアカウントのツイート(画像や動画を含む)を大学等で教育目的で使用されたい場合は,出典(@kisopsy_kun)さえ記載して頂ければご自由にお使いいただいて構いません(それはそれとして,メールやリプライやマシュマロ等でご一報頂けると中の人が喜びます)。少しでも先生方のお役に立てたら嬉しく思います。教育目的以外の目的でのご利用に関しましては常識の範囲内でよろしくお願いいたします。当アカウントのオリジナルの言い回しや画像や動画などの著作権は中の人が保有していますが,引用箇所についてはその限りではありません。

4. YouTubeチャンネルについて

当アカウントで使用している画像や動画を可能な限りオリジナルなものに差し替えることを計画しています。動画に関してはYouTubeチャンネル(https://www.youtube.com/channel/UCXluavJZ4LH5gBeV0tb6WQw)に少しずつアップロードしていく予定です。もしよろしければチャンネル登録や高評価をして頂けますと中の人の励みになります。

5. このアカウントを設立した経緯

このTwitterアカウントは2014年7月14日に生まれました。当時は「学術たん」と呼ばれるTwitterアカウント群の最盛期だったので,その流行に便乗した形です。また,きちんとした「硬派な」心理学の知識を発信することで,心理学に対するよくある誤解を少しでも減らしたいという思いもあって当アカウントの運用を開始したという経緯もあります。その思いは今も大きくは変わっていません。

初期は「基礎心理学くん」という名前でしたが,2016年頃から「きそしんくん」に改名しました。名前を「心理学」にすると範囲が広すぎて責任を持って運用できる自身がなく,かといって「実験心理学」や「認知心理学」にすると狭すぎて心理学の裾野の広さを伝えるのに不十分だと思い,間をとって「基礎心理学」を名前に選びました(着想は「日本基礎心理学会」から得ました)。2016年頃から諸事情で運用が困難となりしばらくの間は最小限の管理に留めていましたが,科学コミュニケーションのツールとしてTwitterが優れていることを改めて実感し,2022年7月頃から積極的な運用と管理を再開することにしました。

現在考えている目標のひとつとして,教育に使えるフリー素材を提供できるようなアカウントにしたいという想いがあります。もし分かりやすいと思って頂けたら教員の皆様にはぜひ授業等で活用して頂けると嬉しいです。

6. 中の人(作者)について

このアカウントは中の人が個人的・趣味的に運用しているものです。中の人を特定するのは控えて頂けますとありがたいです。というのも,こういった活動を快く思わない方が一定数いるため,特定されてしまうと中の人が不利益を被る可能性があるからです(要は自衛のためです)。また,権威による箔付けは望むところではなく,内容そのもので評価して頂きたいという思いもあります(権威を振りかざすのはそれはそれで身動きがとりづらいですし,間違いを鵜呑みにされるリスクも高まりますから)。

とはいえ,何も情報がないとアカウントの信用性が疑われてしまうと思いますので,一応は博士号持ちの専門家として科学コミュニケーションに関係した仕事に携わっているということだけはお伝えしておきます。もちろん専門家であるからといって心理学の全てを正しく理解しているなんてことはありませんし,実際のところまだまだ勉強不足であることを自覚していますので,このアカウントを通じて皆さんと一緒にもっと勉強していきたいと思っています。勉強の楽しさを伝えることもこのアカウントの目的のひとつなので,自分自身が規範になれるように頑張ります。

なお,中の人は複数いますが,そのことをあまり意識させないように,きそしんくんは一人の人格として振る舞います。

7. きそしんくんのアイコンについて

本アカウント (きそしんくん) のアイコンの変遷は以下の通りです。ただし,背景等の軽微な変更や,期間限定で変則的にアイコンを変えたケースは含みません。

初代(2014年7月14日~):キャラメイクファクトリー(http://mac.x0.com/test/)で作成した画像を使用していました。

二代目(2016年2月23日~):初代の画像を基に,マーケティングさん(@MarketingTan)が描いてくださった素敵なアイコンを使わせて頂いていました。当時のツイート(https://twitter.com/kisopsy_kun/status/702053639813144576)に画像が貼ってあります。

三代目(2022年8月17日~現在):表現の幅を広げるために,マーケティングさんによる二代目の画像を中の人がトレース&修正を加えてシンプル化したアイコンを作成しました。今後,このアイコンをベースに中の人が様々なアレンジを施して使用していく予定です。

8. 収益について

このアカウントはAmazon.co.jpアソシエイトに参加しているため,ツイート等のリンク先からAmazonの書籍等を購入されると中の人にほんの少し紹介料が入ります(値段は普通に買うのと同じで,購入者の不利益は一切ありません)。また,Twitterの投げ銭機能であるTipsもオンに設定しています(Patreon: https://www.patreon.com/kisopsy_kun)。これらはこのアカウントの質を保ちつつ運営を継続するための僅かばかりのインセンティブとしてお認め頂けますとありがたく存じます。ご支援いただけると大変嬉しく思います(もちろん,Twitterをフォローして頂けるだけでも十分嬉しいです!)

9. 引用・参考文献

本アカウントのツイートを作成するにあたり参考にした文献とツイート内で引用している文献(「Bloom (1981)」のように書かれているもの)を以下に記します。文献は第一著者の姓のアルファベット順に並べています。随時更新します。

【参考文献かつおすすめの書籍】

綾部 早穂・井関 龍太・熊田 孝恒 (監修) (2019). 心理学,認知・行動科学のための反応時間ハンドブック 勁草書房
Link: https://amzn.to/3bcWukx

Goldstein, E. B. (2014). Sensation and Perception (11th ed.). Wadsworth.
Link: https://amzn.to/3OCyYeA

実森 正子・中島 定彦(2019). 学習の心理 第2版――行動のメカニズムを探る―― サイエンス社
Link: https://amzn.to/3vpd5sg

カートライト, J. H. 鈴木 光太郎・河野 和明 (訳) (2005). 進化心理学入門 新曜社
Link: https://amzn.to/3OKYm1K

南風原 朝和 (2002). 心理統計学の基礎――統合的理解のために―― 有斐閣
Link: https://amzn.to/3RY4BBQ

南風原 朝和 (2014). 続・心理統計学の基礎――統合的理解を広げ深める―― 有斐閣
Link: https://amzn.to/3PtVIi4

日本音響学会 (編) (1996). 音のなんでも小事典――脳が音を聴くしくみから超音波顕微鏡まで―― 講談社
Link: https://amzn.to/3phBmwJ

Nolen-Hoeksema, S., Fredrickson, B., Loftus, G. R., & Lutz, C. (2015). Atkinson & Hilgard's Introduction to Psychology (16th ed.). Cengage Learning.
Link: https://amzn.to/3PPU4a9
※日本語訳はhttps://amzn.to/3S6LjdX

坂井 建雄・久光 正(監修) (2011). ぜんぶわかる脳の事典――部位別・機能別にわかりやすくビジュアル解説―― 成美堂出版
Link: https://amzn.to/3PweQMk

清水 裕士 (2021). 心理学統計法 放送大学教育振興会
Link: https://amzn.to/3RTtGOp

鈴木 光太郎 (2008). オオカミ少女はいなかった――心理学の神話をめぐる冒険―― 新曜社
増補版へのLink: https://amzn.to/3aYlBaz

高野 陽太郎 (1987). 傾いた図形の謎 東京大学出版会
Link: https://amzn.to/3RYCLFC

高野 陽太郎・岡 隆(編)(2017). 心理学研究法――心を見つめる科学のまなざし――(補訂版) 有斐閣
Link: https://amzn.to/3RYcgQU

横澤 一彦 (2010). 視覚科学 勁草書房
Link: https://amzn.to/3Cj99xx

【その他の参考・引用文献】

Bloom, A. H. (1981). The Linguistic Shaping of Thought: 4 Study in the impact of Language on Thinking in China and the West. Erlbaum Associates.

Chapman, L. J. (1967). Illusory correlation in observational report. Journal of Verbal Learning and Verbal Behavior, 6(1), 151–155.

Epstein, R., Harris, A., Stanley, D., & Kanwisher, N. (1999). The parahippocampal place neuron: Recognition, navigation, or encoding? Neuron, 23, 115-125.

Heckhausen, H. (1991). Motivation and action. New York: Springer-Verlag.

Hogg, R. V. (1961). On the resolution of statistical hypotheses. Journal of the American Statistical Association, 56, 978–989.

Kahneman, D., & Tversky, A. (1972). Subjective probability: A judgment of representativeness. Cognitive Psychology, 3(3), 430–454.

Kahneman, D., & Tversky, A. (1973). On the psychology of prediction. Psychological Review, 80(4), 237–251.

Melby-Lervåg & Hulme (2013). Is working memory training effective? A meta-analytic review. Developmental Psychology, 49, 270-291.

縄田 健悟 (2014). 血液型と性格の無関連性――日本と米国の大規模社会調査を用いた実証的論拠―― 心理学研究, 85, 148-156.

Rasch, B. & Born, J. (2013). About sleep's role in memory. Physiological Reviews, 93, 681-766.

Sadr, J., Jarudi, I., & Sinha, P. (2003). The role of eyebrows in face recognition. Perception, 32, 285-293.

Shepard, R. N. & Metzler, J. (1971). Mental Rotation of Three-Dimensional Objects. Science, 171, 701–703.

Stevens, S. S. (1961). The psychophysics of sensory function. In: Rosenblith, W. A. (Ed.), Sensory Communication. MIT Press.

Teicher, M. H. (2002). Scars that won't heal: The neurobiology of child abuse. Scientific American, 286, 68–75.

Tversky, A., & Kahneman, D. (1971). Belief in the law of small numbers. Psychological Bulletin, 76(2), 105–110.

Tversky, A., & Kahneman, D. (1973). Availability: A heuristic for judging frequency and probability. Cognitive Psychology, 5(2), 207–232.

Tversky, A., & Kahneman, D. (1974). Judgment under uncertainty: Heuristics and biases. Science, 185(4157), 1124–1131.

Woodworth, R. S. (1929). Psychology: A study of mental life (2nd ed.). Henry Holt & Co.

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プロフ更新日2022/09/17 16:50 プロフ作成日2022/07/23 20:39
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