もっと自己紹介
死んだものに命はありません。
人形に命はありません。
でも、そこに魂が宿って見えたとき、「命ないものを、"ないもの"として扱わなくていい。あなたは生きてはいないけど、ここにいてくれている。」という、何か救いが見えるのではないかと思ったのが、ドールに興味を持ったきっかけです。
そういう訳で、もともと撮影するためにお迎えしました。命ないものとして写したいので、人とは違ったところを強調するために、シームレスではなく、継ぎ目のよく分かる通常のボディにしています。服を着せないのもそのためです。
ただ、魂のあるものとして扱いたい、という思いもありますので、撮影時以外は服を着せています。常に裸体では心が痛い。。
ちなみに、人形の名前は常葉(ときわ=松 と読みます)と惑落葉(わくらば=病葉。当て字。通称わく)といいます。
松は色々な和歌にも読まれていますね。(撮り手が好きなのは、"立ち別れ~")
わくらばは、日本ならではのモチーフだと思いますが、その儚さと「今」確かに生きている感じが堪らなく愛しいです。
阿吽、生と死、俗と聖など、何かと対になる二人です。
ときわのヘッドはパラボックスのミーシャ、惑落葉のヘッドはspiritdoll Laurel。ボディはどちらもオビツの48㎝です。
撮り手:いな(社会人、女)