もっと自己紹介
もぐもぐ……もぐもぐ………………むぐ?
え、何ここどこだ? ん?↑👀 は? 自己紹介!?
え、え、なんで僕こんなところに飛ばされてんの!? ま、まぁいいや、考えても仕方ないし、とりあえず自己紹介しますよ。
えぇと、どうも黒苺という者です。知ってる人も初めて知った人もいるかな……。
とりあえず、僕のプロフィールでも載せときます。
・年齢 中学三年生から想像してください
・性別 男です 僕っ子女子やオネェではない
・趣味 読書(ラノベ) イラスト ゲーム
自作小説の投稿(黒歴史なのにやめられない!)
・部活 今は引退しましたが卓球部の副部長
・性格 両親曰く「ゴーイングマイウェイ」らしいです
・好きなもの 緋弾のアリア(というかラノベ全般)甘いもの
・将来の夢(みたいなの) やっぱり作家ですかね
・最近の悩み 代謝が良すぎてすぐにお腹減る事
えぇと、大体こんな感じですかね。
普通の自己紹介でもあった通り、インドア派です。
あと、好きなもののトップはやっぱり『緋弾のアリア』ですかね。
今の僕が在るのもこの本の存在が大きいです。過言とかじゃなくて。
ですので、赤松中学先生とこぶいち先生には深く感謝しております。
う~ん……話すことなくなったな…………。
仕方ない。聞いてて(見てて?)アレかもしれませんが、僕とアリアの出会いの事というか歴史? でも語りますかね。
⚠これは、作家を目指す若葉丸が、小説というかエッセイとでもいうような感じで書いたものです。行動は大体同じですが、セリフなんかは若葉丸が考えたものです。
「そんなの興味ねぇ!」という人は今すぐブラウザバックしてください。
中学一年生、秋
あの頃の僕は、たった一回の図書室への立ち寄りが、僕の未来を大きく変えるなんて、思ってもみなかった。
ある日の昼休み。友達に誘われて図書室を訪れた僕は、なんとなく友達の後についていた。
やがて、友達は1つのコーナー、ライトノベルコーナーの前で立ち止まった。
友達はそのままライトノベルを何冊か手に取り、その場で立ったまま読み始めた。
まぁ、こうなることはなんとなくわかっていた。
その友達は生粋のラノベ好きで、自室の本棚が全てラノベで埋まっていたのを数日前に見たばかりだからだ。
「んじゃ、僕は他のコーナー行っとくぞ~」
「お~う」
僕はライトノベルコーナーを後にし、マンガコーナーへと向かった。
正直言って、この頃の僕はライトノベルの面白さをわかっていなかった。
横目に見た本棚には、「聞いた事はあるけどよく知らない」ライトノベルがギッシリと詰まっていた。
前に来たのは数週間前だったが、相変わらず内容の変わらない本棚に少しうんざりしながら、僕は置いてあったマンガをパラパラとめくり、戻して他のをめくるという作業を繰り返した。
キーンコーンカーンコーン
僕はハッとした。どうやら、パラパラめくっている内に予鈴辺りまでずっといたらしい。
ライトノベルコーナーに眼を向けると、友達もいなくなっている。
「白状だなぁ」と愚痴を溢しつつ、僕は急いで帰ろうと足を踏み出した。そして、転びかけた。
下を見ると、一冊の本が落ちている。どうやら、貸し出し用のカウンターから落ちてしまったらしい。
「危ないなぁ……」
とりあえずカウンターの上に置いておこうと思った僕は、その本を手に取った。
そこに書かれていたタイトルはーー
「緋弾の……アリア?」
表紙にはピンク色のツインテールでセーラー服を着ており、両手には拳銃を持った女の子のイラストと、褐色の縁に白い文字で『緋弾のアリア』と書かれている。
どうやらライトノベルらしい。なんとなく気になったので中の挿し絵をパラパラと捲っていると。
「おーい君、早く教室に帰りなさい」
「あ、はーいすみません」
司書の先生の声で予鈴がすでに鳴っている事に気付いた僕は、走って図書室を出た。
「コラー廊下を走るな」という司書の先生の声を受けつつ、僕の頭の中は偶然つまづいたあの本の事で一杯になっていた。
放課後、どうにもあの本の事が頭から離れなかった僕は、帰る前に図書室へ立ち寄った。
「あれ? もう閉館の時間だけど……」
「すみません。すぐに借りて帰りますんで」
本来、うちの学校の図書室は放課後は開いていない。その日は司書の先生がたまたま仕事があったとかで、図書室にいたのだ。
「う~ん……本来はダメなんだけど、すぐに持ってこれる? 持ってこれるならいいよ」
「はい、ありがとうございます!」
早速僕は図書カードを取ってライトノベルコーナーへと向かう。普段は友達が読んでいるのを見ているか横目にチラッと見るかしかしていないのに、自分の意思でそこへ向かうのは、なんだか新鮮なきぶんだった。
「えーと、緋弾のアリア緋弾のアリアっと…………あった」
少し本棚を見回した後、緑色に白色の文字で『緋弾のアリア』と書いてある本を発見。取り出すと、あの女の子のイラストが書いてあった。間違いなくこれだ。
「先生、これ、貸し出しお願いします」
「はいはい。これからは、休み時間にだけ来てね?」
「す、すみません……」
注意を受けた僕は先生に軽く頭を下げ、図書室を後にした。
家に帰り、机の上で本を開く。
イラスト付きのキャラクター一覧みたいなのがある。どうやら、表紙の女の子がアリアっていうらしい。
とりあえず、本の内容を読み進める。
そして、どのくらい時間が経っただろう。
「アンタ何してんの?」
「うわっ!!」
突然の声に僕が叫ぶと、隣にはいつの間にか母が立っていた。
「何それラノベ? アンタそんなのもってた? というか、お母さんおることに気付かないって、どんだけ熱中してたのよ……」
「は? 何言ってんの?」
そこでふと時計を見ると、時刻はすでに午後六時を回っている。
帰ったのが大体五時だから、一時間以上も同じ本を読み続けていたらしい。
「珍しい事もあるもんだねぇ、明日は雪でも降るの?」
「ひどくね!?」
こんな会話を交えつつ、僕は密かに驚いていた。
普段から、僕は注意力散漫で、その事は両親や担任にも注意されていたくらいだ。そんな僕が同じ本を一時間以上も読み続けた事は、母さんじゃなくても驚く。
次の日ーー
「あれ? もう返しに来たの?」
「はい。もう読んじゃったんで」
僕の片手には、あの後自分の部屋で読みきってしまった『緋弾のアリア』が握られていた。
あの後、普段は本を読まない僕は、ビックリするほどのスピードで読みきってしまった。朝の読書の時間にも読んでいると、クラスメート達がたまにこっちを見てくる。
どうも、僕がライトノベルを読んでいるのが珍しいという表情だが、気にしても仕方ないと思った僕は本の世界へと入っていった。
「あ、その本ね。さっき2巻が返ってきたけど、借りるかい?」
「え、マジですか? はい、借ります!」
理由はわからないが、僕はこのライトノベルの続きがどうしても気になっていた。
単純に話が面白かったというのもあるが、それだけではないような気がする。
とりあえず、さっき返ってきた2巻と棚の3巻を借りて、教室でおおっぴらに読み耽っていた。
それからというもの、毎日のように図書室に通い、毎日のように次の巻を借りては教室に戻り、机に座って読み耽るーーという日々が続いた。
やがて、教室で僕がライトノベルを読むのはいつもの事になり、ラノベ好きの友達なんかも一杯できた。
そして、僕の日常は続いていくーー
はい、大体こんな感じですね。
さすがにセリフは自分で当てはめましたけど、流れ的にはこんな感じですね。
結局、僕と『緋弾のアリア』は僕がつまづかなかったら出会わなかったわけなんですね。
そして、アリアを知らなかったら『若葉丸』も誕生しなかったわけですよ。繋がりってすっごい単純ですね………。
さて、自己紹介はこの辺にしましょう。
ここまで僕の身の上話に付き合っていただき、ありがとうございました(o^-')b !!