Introduction：
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既存の資料：
http://www.scp-wiki.net/scp-682
（
http://ja.scp-wiki.net/scp-682 ）
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（
http://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0/deed.ja ）
電子的セクター-TW/S-682-γ概要：
電子的セクター-TW/S-682-γは"プロジェクト・グレートダイアローグ"に基づく対知性体コンタクト用コミュニケーション型インターフェース"カメレオンアクター"の第█号機および、当該システムが接続されたサイト-█のローカルネット領域です。
"カメレオンアクター"は財団がこれまでに獲得した研究成果を基に開発された対話用インターフェース・システムです。当システムはSCPオブジェクトを含む知性体の精神活動における量子演算モデルを複製、その思考を抽出した後、言語として翻訳する機能を備えます。
この思考モデルは基となった人物または生物と非常に高い精度で同一の記憶と思考様式を持ち、また外部からの入力に反応して対話することが可能です。非異常性のヒトの脳活動から生成した思考モデルによる実験では、被験者のプロフィールや直近の出来事の記憶についてほぼ正確な回答を得られた他、被験者とその思考モデルそれぞれに同様の心理テストを行ったところ、およそ90〜93%の割合で回答が一致しました。
現在、当システムの被験対象として設定されているのはSCP-682です。
SCP-682実体が収容状態にある間、その脳活動をモニタリング、当システムによって思考モデル化し、対象の精神状態や思考形態を調査することを目的としています。
またサイト-█では、当システムの導入により現在までに██回、SCP-682の再活性化および脱走を予測し、早急に対処することに成功しています。
SCP-682の思考モデルから出力された"あいさつ"：
ようこそ親愛なるゴミども、狂おしき"財団"の諸君。あるいは、こうして連中のデータベースを覗き見している不届き者か。
まぁ、どうでもよい。お前たちの小競り合いなぞに興味はない。
私はお前たちが682、または不死身の爬虫類などと呼ぶ存在だ。
しかし、このアカウントはいわゆる非公式なりきりという奴で、実質的に中の人のつぶやきを代行している形となっておる。
故に、俗世の流行に便乗したり、中の人が注力している遊興や競技の話題を出したり、気の向くままに脱走したり、そうして私が不在の折には代役を立てたり、色々と好き勝手にやっておるのだ。つまり、お前が知っているキャラクターのイメージなどが崩れる危険性があるというわけだな。
以上のことに同意し、了承した者にのみ、私と対等に口を利く権利を与えよう。
元より呪術師の類でもない、さしもの私とて画面の向こうのお前を即座に屠る術までは持ち合わせておらぬ。こんなものは児戯に過ぎんとも。
だが、私が次にこの忌々しい牢獄を脱した時…苦痛の最中で死にたくないのであれば、せいぜい我が無聊を慰めるよう努めることだ…。
