もっと自己紹介
契約書です。
読まなくてもいいけど、後から文句言われたって知らないわよ。
早速残念なお知らせだけど、あなたの理想の【ジャンヌ・ダルク】はここにはいません。完璧を求めるなら他を当たってちょうだい。それか、理想を抱いて溺死──いえ、焼死すればいいわ、あははっ。
──私は偽物。あまり口煩いと燃やしてしまいますから。
そうそう、私の召喚された場所にテレビがあるのよ。あとゲーム機。くだらないと思ってたんだけど、暇だしマスターから借りて遊んでたらハマっちゃったのよね、ゲームと映画。
テレビの前から離れられないジャンヌよ。
そういう呟きもするから、許せないって人はここで引き返してちょうだい。
柵の外の世界はあまり知りません。まあ柵の中も知り尽くしてるってわけじゃないんだけど。
別に知識がなくっても仲良くできる人とは仲良くできるし、逆も然りっていうか。そういうのって相性でしょ。同柵も他柵もその他も、繋がりたい人は好きにすればいいわ。繋ぎ返すかは別の話ですが。
これくらいかしら。それじゃ、よろしくお願いします。