もっと自己紹介
ある日私は机の下に秘密基地を作った。
それは一畳にも満たない小さな空間。そこで誰にも見られぬよう、こっそりと絵を描いた。
シャーミ。彼女は斧を持っていた。あまりに重い斧を振り回すもんだから補助として動きの魔法を与えた。
アール。彼は弓を持っていた。無限の矢を撃つために特別な弓を与えた。
ヒートン。彼は高熱の槍を持っていた。ただ燃えるような心を与えた。
初めて作った三人は私の親友だった。でもある日作品に昇華され、それの上の存在が出来てしまった。
どれも私の子に違いは無いが、上下関係にモヤモヤした。
ある日もう一つ上の世界を作った。
キャラクターの名前はリフレゴン。リフレゴンはリフレゴンだが他の全てのキャラクターである。それはこんな私を許してくれた。
いつかこれも嘘だということにするのだろうか。それは少し寂しいことだ。でも止める気は無い。いつか、私を受け入れてくれるキャラクターが出来ることを願って。