自己紹介

プロダクトデザイナー 垣田重樹です。週末にシステムや印刷、DTPの勉強してます。日本の伝統産業にとって、欧州のブランド製品戦略のなかで、とくにデザインの重視という点は参考になると思います。デザインを重視し、一貫したデザイン・ポリシーを持つこと。企業の理念を発現し、利用者に無言の情報を発信することが大切だと思います。

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デザイナーの垣田重樹です。

今回は加熱平版製版についてお話させて頂きます。

現在使用されている平版の材料は亜鉛かアルミ。

自家製版の場合は、版の表面に砂目をつけたのち、重クロム酸卵白(直か焼版)溶液、あるいは重クロム酸グルー(平凹版)溶液を塗布、ネガチブあるいはポジチブと密着、露光する。

現像後、金属の地肌を感脂化あるいは腐食後感脂化して版を完成する。

日本ではPS版Pre-sensitized plateの利用が圧倒的に多くなってきている。

砂目をつけたアルミ板上に感光性樹脂をのせた板がメーカーから供給される。

これにネガチブあるいはポジチブを焼付け、現像後感脂化する。

実際には製版用プロセサーに焼付後の版材を入れれば、製版を終えて排出される。

さらに進歩したプロセサーでは、原板(ネガチブやポジチブ)刷版を何枚か入れておけば自動的に交換して、つぎつぎと製版する。

平版の特長として、殖版が簡単にできること。

殖版(ショクハン)とは1枚の原版を大きな刷版に多数焼きっけて版をふやすことで、その機械を殖版機(コンポーザーstep and repeat machine)という。

ネガチブあるいはポジチブを取枠に入れ、版材をその後面におく。

版材表面は遮光幕で有害光線をさえぎる。

1枚分(1ページ分)を焼きつけ終れば天地あるいは左右に取枠が正確に動き、順次指定寸法だけ移動し版面の全部に焼きつけをする。

取枠の移動距離、焼きつけ時間、面数などあらかじめ設定でき、自動的に処理する。

これより一段と自動化の進んだものでは、原版と刷版を何枚か準備しておき、指示をあたえれば、順次自動的に殖版を行う装置がある。(垣田重樹)

日付データ

プロフ更新日2016/10/14 15:00 プロフ作成日2016/10/14 14:56
API更新日2024/03/19 20:37 API更新予定2024/03/19 21:37