自己紹介


船が
日本に
無かった
時代のこと
一匹の白兎が
海辺の鮫を騙し
島に渡ったという
かの神話を聞いた時
私は彼に強く共感した
鮫を動かす兎の探求精神
危険を冒す志を私は讃えた
叡知を覗くための好奇ならば
軽い傍若無人も許されるろうと
徒にそう信じて十年来生きてきた
島に渡った兎の悲しい末路も覚えず

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# 名前欄の歴史と元ネタ解説

## 我要給阿Q做正傳、已經不止一兩年了。

2013/2/26~ 魯迅の小説『阿Q正伝』の書き出し。「わたしが阿Qの正伝を作ろうとしたのは一年や二年のことではなかった。」

## SousLePontMirabeau

2013/3/26~ ギヨーム・アポリネール(Guillaume Apollinaire)の詩『ミラボー橋』(Le pont Mirabeau)の書き出し「Sous le pont Mirabeau coule la Seine」より抜粋。「ミラボー橋の下で」

## حكي والله أعلم أنه

2013/4/1~ 中世イスラムの説話集『千夜一夜物語』の書き出し。「神と賢者がそれを知っている」

## 張天師祈禳瘟疫 洪太尉誤走妖魔

2013/4/28~ 『水滸伝』第一回の回目

## Και συ, τέκνον;

2013/5/8~ ガイウス・ユリウス・カエサル(Gaius Iulius Caesar)が言ったとされる台詞「ブルータス、お前もか」

## Egal ist 88

2013/5/12~ ドイツの諺「88は等しい」

## Nolite iudicare

2013/6/7~ ヴルガータ、マタイ7:1「人を裁くな」

## Namo ratna trayana

2013/6/30~ 十一面観音陀羅尼の第一節「三宝に帰依する」

## 冬ごもる空の気色にしぐるゝたびにかき曇る

2013/7/3~ 『堤中納言物語』の未完の節の書き出し。原文は「冬ごもる空のけしきにしぐるゝたびにかきくもる袖のはれまは秋よりことにかはくまなきに…」

## 君は吉野の千本桜

2013/7/6~ 作者不詳の都々逸「君は吉野の 千本桜 色香よけれど きが多い」の初二句

## जजौजोजाजिजिज्जाजी

2013/7/30~ マーガ作の叙事詩『シシュパーラの殺戮』(शिशुपालवध)の一節。「轟く豪胆の勝利の戦士」

## 拝復。気取った苦悩ですね。

2013/8/16~ 太宰治の短編『トカトントン』に出てくる「無学無思想の男」の返信の書き出し

## ハハウエノシヲイタム、マイソウアス

2013/9/6~ アルベール・カミュ(Albert Camus)の小説『異邦人』(L'Étranger)の窪田啓作訳、書き出し付近。原文は「Mère décédée. Enterrement demain. Sentiments distingués.」。

## Où sont les pals?

2013/9/21~ ジャン=ポール・サルトル(Jean-Paul Sartre)の戯曲『出口なし』(Huis clos)の最初の台詞。「仲間はどこだ」

## きこゑ大きみがおもろ 首里王府の御さうし

2013/10/11~ 古琉球の歌謡集『おもろさうし』第一巻の序文。

## ΓΝΩΘΙ ΣΑΥΤΟΝ

2013/11/04~ 古代ギリシャの格言「汝自身を知れ」

## Muchos años después

2013/11/20~ ガルシア=マルケス(Gabriel José García Márquez)の小説『百年の孤独』(Cien Años de Soledad)の書き出し。「長い月日が経ち」

## 124 was spiteful.

2013/11/30~ トニ・モリソン(Toni Morrison)の小説『愛されしもの』(Beloved)の書き出し。「124番地は不愉快であった」

## 僕が生まれたのは一九五一年の一月四日だ。

2013/12/17~ 村上春樹の小説『国境の南、太陽の西』の書き出し。

## Tout m'entraîne,

2014/1/8~ シルヴィ・ヴァルタン(Sylvie Vartan)の楽曲「あなたのとりこ」(Irrésistiblement)の歌い出し。「私は引き寄せられる」

## もしもあの日君に出会っていなければ

2014/1/18~ 美嘉のケータイ小説『恋空』の書き出し。

## 幾時代かがありまして茶色い戦争ありました

2014/1/27~ 中原中也の詩『サーカス』の書き出し。

## قال الشيخ الفقيه

2014/2/11~ イブン・バットゥータ(ابن بطوطة)の旅行記『諸都市の新奇さと旅の驚異に関する観察者たちへの贈り物』(تحفة النظار في غرائب الأمصار وعجائب الأسفار)の書き出し。「シェイク・アルフキーは言った。」

## Gjem juletreet godt

2014/2/17~ ヘンリック・ヨハン・イプセン(Henrik Johan Ibsen)の戯曲「人形の家」(Et Dukkehjem)の最初の台詞。「クリスマスツリーを慎重に隠して。」

## 天地玄黄 宇宙洪荒 日月盈昃 辰宿列張

2014/3/1~ 周興嗣の長詩『千字文』の書き出し。

## Into a mute crypt, I

2014/3/13~ グレッグ・イーガン(Greg Egan)の長編小説『順列都市』(Permutation City)の最初のページの1行目。

## 初哉首基肇祖元胎俶落權輿,始也。

2014/04/16~ 作者不詳の辞典『爾雅』の書き出し。「初・哉・首・基・肇・祖・元・胎・俶・落・権輿は、始まりである。」

## Я человек больной…

2014/05/17~ フョードル・ドストエフスキー(Фёдор Достое́вский)の小説『地下室の手記』(Записки из подполья)の書き出し。「私は病んだ人間だ…」

## 台風が去って、すばらしい青空になった。

2014/06/03~ 星新一のショートショート「おーい でてこーい」の書き出し。

## “TOM!” No answer.

2014/06/27~ マーク・トウェイン(Mark Twain)の小説『トム・ソーヤーの冒険』(The Adventures of Tom Sawyer)の書き出し。「『トム!』返事はない。」

## Agordu la brustojn

2014/07/11~ アントニー・グラボウスキー(Antoni Grabowski)の詩『夜明け』(La Tagigho)の書き出し。「胸を整えよ」

## Call me Ishmael.

2014/07/31~ ハーマン・メルヴィル(Herman Melville)の長編小説『白鯨』(Moby-Dick)の書き出し。「私の名はイシュマエルと言っておこう。」

## ॥श्री गणेशाय नमः॥

2014/09/19~ トゥルシーダース(तुलसीदास)の詩篇『ラーム・チャリット・マーナス』(श्रीरामचरितमानस)の書き出しであり、マントラの一部。「ガネーシャの御名のもとに」

## 请您寻出家传的霉绿斑斓的铜香炉

2014/09/27~ 張愛玲の小説『傾城之恋』の書き出し。「代々伝わる、かびていて、緑で彩り豊かな美しい銅の香炉を探しだして下さい」

## カチューシャかわいや わかれのつらさ

2014/10/7~ 島村抱月及び相馬御風作詞の歌謡曲『カチューシャの唄』の歌い出し。

## One's-self I sing,

2014/10/19~ ウォルター・ホイットマン(Walter Whitman)の詩集『草の葉』(Leaves of Grass)所収第一作『自我を唄う』(One's-Self I Sing)の表題並びに書き出し。「自我を唄う」

## Arma virumque cano,

2014/11/04~ ウェルギリウス(Vergilius)の叙事詩『アエネーイス』(Aeneis)の書き出し。「戦争と英雄の歌を歌おう、」

## Le 24 février 1815,

2014/11/29~ アレクサンドル・デュマ・ペール(Alexandre Dumas père)の小説『モンテ・クリスト伯』(Le Comte de Monte-Cristo)の書き出し。「1815年2月14日、」

## 列位看官,你道此書從何而來?

2014/12/11~ 曹雪芹の小説『紅楼夢』の書き出し。「親愛なる読者よ、どこから話し始めればよいだろうか?」

## 언제 떠올랐는지 모를 그믐달이 동녘 하늘에

2014/12/24~ 趙廷来の長編小説『太白山脈』の書き出し。「いつ上ったのかわからないグムムダル(二十六夜)が東の空に」

## O blithe New-comer!

2015/01/12~ ウィリアム・ワーズワース(William Wordsworth)の詩『カッコウに寄す』(To the Cuckoo)の書き出し。「やあ、陽気な来訪者よ!」

## 軍港を内臓してゐる。

2015/01/27~ 北川冬彦の詩『馬』の全文。

## Nel mezzo del cammin

2015/02/15~ ダンテ・アリギエーリ(Dante Alighieri)の叙事詩『神曲』(La Divina Commedia)の書き出し。「旅の半ば」

## Si vis pacem

2015/03/01~ ラテン語の警句「Si vis pacem, para bellum」(汝平和を欲さば、戦への備えをせよ)の前半部分。

## umber whunnnn

2015/04/02~ スティーヴン・キング(Stephen King)の小説『ミザリー』(Misery)の書き出し。

## Wie froh bin ich

2015/04/21~ ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ(Johann Wolfgang von Goethe)の小説『若きウェルテルの悩み』(Die Leiden des jungen Werthers)の書き出し。「なんと喜ばしいことだろう」

## Nous étions à létude

2015/06/11~ ギュスターヴ・フローベール(Gustave Flaubert)の小説『ボヴァリー夫人』(Madame Bovary)の書き出し。「僕らは自習室にいた」

## 「勝ったぞ、勝ったぞ、勝ったぞ……」

2015/08/28~ 江戸川乱歩の小説『恐ろしき錯誤』の書き出し。

## “I can assure you,”

2015/10/17~ ハーバート・ジョージ・ウェルズ(Herbert George Wells)の怪談『赤い部屋』(The Red Room)の書き出し。「『間違いない、』」

## Il faut vous fuir,

2016/01/01~ ジャン=ジャック・ルソー(Jean-Jacques Rousseau)の恋愛小説『新エロイーズ(Julie ou la Nouvelle Héloïse)』の最初の手紙の書き出し。「もうあなたとはいられない」

# プロフィールの歴史

もう一年以上これ。誰かこれより面白いの考えて


船が
日本に
無かった
時代のこと
一匹の白兎が
海辺の鮫を騙し
島に渡ったという
かの神話を聞いた時
私は彼に強く共感した
鮫を動かす兎の探求精神
危険を冒す志を私は讃えた
叡知を覗くための好奇ならば
軽い傍若無人も許されるろうと
徒にそう信じて十年来生きてきた
島に渡った兎の悲しい末期も覚えず

# ストック

* 「さばかりのことに死ぬるや」

# 字数オーバー

* Lorsque j'avais six ans
* Il 16 agosto 1968 mi fu messo
* fac et aliquid operis
* The story had held us
* I see in Lunaya Pravda
* During the winter of 1927-28
* Nous étions à l'Étude,
* Chiudendo il Discorso
* GALLIA est omnis divisa

日付データ

プロフ更新日2016/01/01 01:40 プロフ作成日2013/02/15 13:12
API更新日2024/04/19 08:11 API更新予定2024/04/19 09:11