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感染性廃棄物(infectious waste)とは,医療関係機関等から発生し,ヒトに感染する,またはそのおそれのある病原体に汚染されている廃棄物,またはこれらのおそれのある廃棄物である.平成12年の廃棄物処理法改正を踏まえ,医療機関についても廃棄物処理発生事業者と同様に,その発生する廃棄物について,最終処分まで責任を持って処分することが求められている.廃棄物は,発生現場で感染性廃棄物と,非感染性廃棄物に分ける.前者の場合には,バイオハザードマーク(biohazard mark)(図7-3)の表示された特殊廃棄容器に適切に分別する.つまり①鋭利物(注射針,メス,試験官など)は黄色,②固形物(ガーゼ,針のついていないチューブ,手袋など)は橙色,③液状,泥状物(血液,臓器など)は赤色,のバイオハザードマークがついた特殊廃棄物容器へ分別する.
南江堂 コンパクト微生物学 改訂第３版 p.166 4.感染性廃棄物処理 より
