もっと自己紹介
さて! ココ、では、
(裏^▼^)なーさんを紹介~
表のプロフィールには~
書いてませんが~
けっこうスピリチュアルなことに~関心が深かったりします
がっ
ネタで、オハナシを作るってえ方向でして
多次元 転生 超常現象
神に悪魔に ソウルに心理
マカフシギなこと~エトセトラ
ナドを、語って、アナタをひっぱりこんだりは~しませんデスデス~
てなわけで
こんな短編を~書いたり~なので~す。
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『 転生して、イモになった話 』
「うおあああああぐううう、しっ心臓がっ」
意識が無くなって、気が付いてみると、私はイモになっていた。
「イモギャ~、イモギャ~」
「お父様お母様、おめでとうございます。元気なコイモです。」
「まああ、かわいい、女の子に育てようかしら、男の子に育てようかしら。」
「かわいいけど、元気だから、男の子にしないかい。おまえ。」
イモの赤ん坊になったため、いまいちはっきりしない頭で、私はなんとか状況を理解しようと努力する。
・・そういえば、この世界は、実はたくさんの次元が重なっていて、次に生まれるときは、異次元ということもあるとか・・
どっかで聞いたそんな説を、おぼろ思い出す。
って、ことは、ここは、イモ次元。
それにしても、父と母のこの会話は、なんなのだろう。
男の子に育てるとか、女の子に育てるとか、私はいったいどっちに生まれたんだろう。
しかし・・
「イモギャ~、イモギャ~」
生まれたばかりの、コイモの私は、言葉を話せないゆえ、聞けない。
「あら、どっちでもあとでこの子が選べるように、中性でいいんじゃないかしら。」
「それもそうだな、生き物によって、男と女が決まって生まれてくるものもあるけど、イモには男も女も無い。アイデンティティーの問題だからな。」
「それに、最近はそういうのがはやってるようですし。」
「ははは、まったく最近の若いイモは。」
ナイスな、タイミングの両親の会話。
なるほど、イモには男も女も無い。言われてみればあたりまえだ・・
・・そういえば、生まれたばかりの赤ちゃんは前世の記憶がある子が、けっこういる・・という説を聞いたことがある。
以前は、そんなのほんとうかなあ、と思ったものだった。
しかし今、まさか自分が、こうしてその体験をすることになるとはなあ。
私は、すくすくと育ち、そのうちかわいい「イモうと」もできた。
イモうとは、まだ小さいうちから、「女の子になる」と、きちんと自分で決めたので、すっかりかわいい服をきて、女の子らしくしている。
「姉兄さんは、男と女とどっちになるの?そろそろみんなとっくに決めてる年頃でしょう?」
「それがねえ、優柔不断で、なかなか決められないんだよ。いっそ生まれたときに決まってれば、楽なのにねえ。」
「何言ってるの、そろそろ決めないと、そのまま中性でかたまっちゃうわよ。」
「うーん、中性のままじゃいけないかなあ。」
「イモ社会では、そんなイモいないわ。きもちわるい。」
ひどい、繊細な私は、キズついた。
なんとか言い返そうとする・・
「・・そうかなあ、どこか別の世界では、イモが中性なのは、普通かもしれないよ。たとえば、異次元とか、生まれ変わった世界とか・・」
「そして、猿かなんかが進化して、服を着てるっていうの?SFやファンタジーじゃあるまいし。」
「でも、私が前に生きてた世界は・・」
「またその話?世界は、イモが中心のこの世界だけにきまってるでしょう。」
誰も信じてくれない・・私は孤独なイモだった。
ある日私は、たくましくてイケメンのイモに告白された。
「僕のために、女の子になってくれないか。」
イモ社会では、たまにあることだった。
おくてで、なかなか男か女か決められないイモに、恋したイモがいると、当然、異性になってほしいと頼む。
そのイモは、スポーツマンタイプで、バターしょうゆ顔・・
それをきっかけに、ついに私は、女になることを決心した。
付き合いはじめは、幸せだった。
なにしろ、周囲の女の子たちにモテモテの、彼を射止めたのだ。
あつあつの、ホックホクだった。
しかしやがて・・
「君は男の気持ちがわかってない。」
「あなたこそ、女の気持ちがわからない。」
ささいなきっかけ、ありきたりな喧嘩で、わかれてしまった。
「もともとは男も女もないはずなのに、なぜこうなってしまうのだろう。なぜ分かり合えないのだろう。男とか女とかいう前にみんなイモなのに・・」
私は苦しんだ末、勉強してカウンセラーになり、たくさんの悩むイモたちの相談にのった。
たくさんのたくさんの、悩みに答え、そして、やがて年をとって、乾いていった。
「姉さんしっかりして、まだ死なないで。」
イモうとが励ましてくれたが・・
「もう最後よ、わかるの、でも私は生まれ変わりを信じてるから、怖くないわ。」
そうして、微笑んで、私はメを閉じた。
そして・・
私は生まれ変わった。いや、僕は、だ。
人間の、こんどは、男になったのだ。
しかし、いまいち自分が男という感覚が薄かった。
というより、男だとか女だとかよりも、私はイモではないのかという幻想に悩まされた。
いや、記憶に。
しかし、僕は前世でイモだった・・と、言ったら、絶対ヤバイ。
言えねえ。
けれど・・
もしかすると・・・
口に出して言えないだけで、実は自分に違和感を抱えて、自分が何者か、悩みながら生きている人は、けっこういるのかもしれない。
自分じゃない自分を抱えて・・
そんな僕でも、やがて恋をした。
相手は、かわいい「普通」の女の子だった。
はじめて会ったときから、なぜか懐かしさを感じる娘だった。
そしてそれは、相手も同じらしかった。
「私イモがたべれないの。嫌いじゃないのに。」
「あ、実は僕もだよ。」
それ以上は、お互い何も言わなかった。
今、僕は心から、彼女を愛している。
けど・・
けど・・・僕は女性だった、という記憶があるんだ。
それどころか、イモの女性だった、という記憶まであるんだ。
でも、今は、男性として、彼女を愛している。
・・・愛ってなんだろう。
○ おわりんこ ○
―――――― あとがき ――――――
どおです!
愛とは何かを魂の深くに問う
衝撃の問題作っ
という気分で創作
きぶんか!
きぶんです!
では、またなんか変なのができたら、のせますね~。
2016年㋆㏧ なー
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