もっと自己紹介
ジョジョの3部DIOがジョナサンを探し回るという、特殊&誰得&腐向けのbotです。
原作及び関係者様、他の探すbot製作者様とは無関係の非公式完全自己満足botです。
ジョナサンに優しいDIOがいてほしいという完全なる自己満足で作ったbotですので、原作とはかけ離れた性格です。
キャラのイメージを崩されたくない方にはおすすめできません。
探すbotなのに、探すことを諦めているようなツイートもします。
探すというより、嘆きbotに近いような....。
設定などもいい加減な点が多々ありますので、何でも許せる方のみフォローしていただけますようお願いいたします。
<フォローについて>
フォロー許可&フォロー返しは手動ですので、遅れることがあります。
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<反応>
リプライ機能はありません。
<設定>
・ジョナサンがいなくなって初めてその存在の大切さに気付きました。あまりのショックで病み気味です。
・ジョナサンを探すために各地を点々と移り住んでいます。
・自分で探すだけでなく、屍生人を従えたり、人間を操ったりして、ジョナサンを探させています。
・小瓶に入れた小さな骨をいつも大切に持ち歩いていますが、それが誰のもので、なぜ大切なのかは忘れてしまったようです。
<性格>
・病んでいて、嘆いていることが多いです。
・ディオの頃のツンがほぼありません。
・帝王要素もほぼなく、基本ウジウジしています。
・過去の出来事を忘れていたり覚えていたりと記憶が安定していません。
・ジョナサンへの思いが、人として愛しているのか、家族や兄弟として愛しているのか、欲を孕んだ愛なのか、自分でも分かっていません。ただひたすら求めています。
ツイプロの最後に、DIOがこうなった経緯を小説にして書いているので、読んでくださると嬉しいです。
<その他>
中の人間はbot初製作の初心者の上、成人済みではありますが、お世辞にも賢いとは言えない頭と豆腐メンタルの持ち主です。
至らない点が多々あるかと思いますが、暖かく見守って頂けますと幸いです。
何かございましたらDMにてお知らせください。
長文&乱文失礼いたしました。読んで下さり、誠にありがとうございます!
ここからは、このbotのDIOがこうなった経緯を書いた小説です。
お暇でしたら目を通していただけると嬉しいです。
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炎に包まれていく船の中、ディオはとうとう目的を達した。この世で唯一尊敬する人間、ジョナサン・ジョースターの肉体を奪ったのだ。
一筋縄ではいかなかったが、ジョナサンが事切れてしまえば、その首を切断することなど容易いものだった。
しかし、念願のジョナサンの肉体を手に入れたというのに、ディオの胸中に湧き上がったのは、歓喜でも輝かしい未来への期待でもなく、己の大部分を占めていた何かを失ったという喪失感だった。
元より首だけだった身で、しかもいまだジョナサンの肉体との接合もままならぬというのに、指先から血の気が引いていくような感覚が押し寄せる。
経験したことのないそれに、恐怖にも近い感情を抱きながら、視線は無意識にジョナサンの姿を探し求めた。
顔を動かすまでもなく見つかったジョナサンは、戦い抜いて死んだとは思えぬ穏やかな微笑みをたたえている。
その聖人とも見まごう微笑みを目にし、ディオは唐突に理解した。してしまった。
己は半身を得たのではなく、失ったのだと。
己が真に求めていたものは、金でも名誉でも永遠の命でもなく、たった一人の人間、ジョナサン・ジョースターだったのだと。
ろくに動かぬ新しい体を夢中で動かし、ジョナサンの頭部を拾い上げる。
喪失感は絶望へと変わり、ディオの心にぽっかりと巨大な空洞を作り出したかのようだった。
少しでもその穴を塞ごうと、ジョナサンの頭部を己の胸に押し付けるように抱き締める。
それでも、空洞は広がるばかりで、心にどんどんヒビが入っていった。
心と共にバラバラになりそうになった意識の中で、辛うじて残っていた理性が身の安全を確保しろと己を悟す。
もはや船内は火の海で、木っ端微塵に爆発するのも間もなくだろう。
太陽の光だけでなく、あらゆる衝撃に耐えうるように作らせた棺桶に身を滑らせた。
その腕には、しかとジョナサンの首が抱かれている。
棺桶の蓋を閉めると、ディオは己の舌を噛んで出血させ、そのままジョナサンの温もりの残る唇に口付け、舌を差し入れた。
死んで間もないジョナサンは、何の抵抗もなくディオの舌を受け入れる。
そうして丹念に己の舌から出る血をジョナサンの口内へ流したディオは、愛おしげにジョナサンの頬をなでる。
ジョジョ。俺の半身。絶対に離さん。
これで己の半身を失わずに済んだと安堵したディオは、ジョナサンをその腕に抱いたまま、ゆっくりと目を閉じた。
鉄を砕かんとする、けたたましい騒音に、ディオは深く長い眠りから目を覚ました。
人ならざる聴覚が外界の話し声を聞き取り、己が眠っていた棺桶が引き上げられたのだと察すると、すぐに半身の存在を確かめ、絶句する。
腕の中にいたのは、肉が削げ、毛髪は抜け落ちた、物言わぬ髑髏だった。
新緑を思わせる美しい瞳が収まっていたはずの眼孔も、今はただただ深い暗闇をたたえてディオを見上げている。
一瞬、かつてのような喪失感に襲われそうになったディオだが、すぐに平静を取り戻した。
あの時は俺自身も満身創痍のため血が足りなかったのだ。
骨はここにあるのだから、もう一度確かな量の血を注げば必ず甦るだろう。
そのためには、何よりもまず、体力の回復が先決だ。
やがて棺桶の鍵が破壊され、蓋をこじ開けようと差し入れられた手を掴んだディオは、約100年振りの食事を、味わうこともせず一気に吸い尽くした。
船上の男たちを糧とし、陸地に降り立ったディオは、さらに数人の血を吸った。
全快とはいかずとも、屍生人一体生み出すにはそれで十分。
己の腕を傷つけ流れ出した血を、ジョナサンだった髑髏にボタボタと降りかける。
ジョジョ、今度こそ、俺と永遠を生きよう。
しかし、いくら血を注げども、白かった髑髏を赤く染めるのみで、眼孔の闇に光が宿ることはなかった。
「血が足りないということはあるまい!なのに!なぜ!ジョジョ!お前は甦らない!?目を覚まさない!?」
ディオは血に染まった髑髏を両手で掴んで目の前に持ち上げ、激しく糾弾した。
相手には言葉を理解する脳も、音を聞き取る耳もないというのに。
予想外の事態に動転しながらも、ディオは何故ジョナサンが甦らないのか考え、ある可能性が脳裏をかすめた。
屍生人として甦るには、死の間際の負の感情が必要なのではないか。
命の灯火が消える時、誰もが死に恐怖し、絶望するだろう。
その負の感情を増幅させて生み出される屍生人だからこそ、生への執着が強く、食への欲求が強い、貪欲に人間を食らう化物となる。
あるいは、タルカスとブラフォードのように、激しい憎しみを増幅させ、生前の誇りなどない、ひたすら世の全てを破壊せんとする野獣と化すだろう。
では、ジョナサン・ジョースターはどうだろうか。
奴の父を、師を殺した俺を憎んでいた時もあった。
しかし、死の間際、俺に対して「ふたりでひとり」だと、「共に死のう」と言った男が、そのような負の感情を抱いていただろうか。
少なくとも、全てを包み込むような笑みを浮かべたあいつが、憎しみどころか、恐怖や絶望を抱いているとは思えなかった。
むしろ、全ての結果に満足し、何の未練もなくその魂を天国へと昇華させたのではないか。
そうして、永遠に俺の手の届かぬところへ行ってしまったのではないか。
「......そんなはずはないっ!!!!俺たちは二人で一人っ!!!俺が生きているのに、お前がこの世から消えるはずが...........」
ディオの手から力が抜け、髑髏が渇いた音を立てて床に転がり落ちる。
血溜まりに落とされた髑髏は、尚も深い闇をたたえた瞳をディオに向け続けた。
しばし、その闇を見つめ返していたディオだが、髑髏の真上に己の右足を上げると、そのまま一気に振り下ろした。
踏み抜かれた髑髏が硬質な音を立てて無残に砕けるのを、ディオは何の感情も含ませない瞳で見つめる。
これは、ジョジョではない。
爆発する船の上で血を注いだ時、すでにジョジョは甦っていたに違いない。
追い詰められると信じられない爆発力を発揮する奴のことだ。
俺が眠っているうちに逃げおおせていたのだろう。
紛い物の髑髏を用意してまで、俺から逃げたかったのか?
これで逃げられたと思うなよ、ジョジョ。
必ず見つけ出す。
そして、今度こそ、共に永遠を生きるのだ。
ディオはジョナサンの喪失を受け入れなかった。
半身を永遠に失ったなどあり得ない.....いや、あってはならない。
だから、荒唐無稽な妄想を真実だと思い込んだ。
そんなディオにとって、髑髏の空虚な瞳は、半身を永遠に失ったという現実を容赦なく突きつけてくるようで耐え難く、その存在を抹消することで、半身の喪失を否定したのだ。
「...どこだ.......どこにいるんだ.....ジョジョ.....」
かつて、世の全てを手に入れようとした男は、たった一人の男だけを求めて、ひたすら探し続ける。
それが永遠に叶わぬと知らないまま。
<終>