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平沢 唯(ひらさわ ゆい)
声 - 豊崎愛生
桜が丘高校在籍、1年3組→2年2組→3年2組→N女子大学教育学部
パート:リードギター、メインボーカル、コーラス、作詞
11月27日生まれ(射手座)。髪は茶色のセミロング。黄色のヘアピンで右の前髪を留めている[注 1]。1学年下の妹の憂がいる。
本作の主人公。天然でドジっ娘気質。普段はのんびり屋で温厚だが、和とケーキを一口交換するときに、和からショートケーキのてっぺんの苺を食べられたときは珍しく感情を露わにして梓に電話をして同意を求めたりする一面を見せていた[注 2]。自分の好みやこだわりに関する事実に関しては神経過敏な面もある。感情が顔に出やすい半面、見栄っ張りでもあり、優柔不断でもある。
勉強は苦手だが、1つの物事に真剣に取り組むと目覚ましい成果を挙げることができ、学校の追試や大学入試もパスした。しかし、その反面一つのことにしか集中できず1つのことを極めるとそれまで身に付けていたことを忘れてしまう。体を動かすことは苦手。
軽音部に入部するまでは知識や演奏経験が皆無の音楽初心者だった[注 3]。最初は軽音楽を簡単な「軽い音楽」と誤解して軽音部に入部。一度は実情を知って入部を辞退しようとするが、澪達の演奏に心を動かされて入部を決意。高校3年間でギターに打ち込み、絶対音感と相対音感という天性の素質(自分の耳だけでチューニングを行ったほど)を持っていたこともあり、技術面では格段に腕を磨いたが、知識面については3年次でもおぼつかない状態である[注 4]。自らボーカルに志願し、1年次の学園祭ライブ前はさわ子の指導のもと、喉を痛めてしまったものの、歌とギターを同時にこなせるようになった。
ライブではほとんど緊張せず、メインボーカル兼MCを担当するが、トークが冗長になったり歌詞や歌うこと自体を忘れたりする。
家族は父親、母親、1学年下の妹である憂との4人家族。憂とは幼少時から現在に至るまで仲が良い。
和とは、幼稚園からの幼なじみ。知り合ったきっかけは「本能的に頼れる人物と感じた」と澪は推測している。
「かわいい」という理由だけでギブソンのギターを選び[注 5]、さらに「ギー太」と名付けて添い寝をする、服を着せるなど溺愛している。その反面、前述の知識不足が原因でギターの「メンテナンス」を長期間怠った結果、メンテナンスのために持っていった楽器店店員にビンテージギターと誤解されるほど傷めてしまう。
暑いのも寒いのも苦手。特に夏はクーラーも苦手で、用事がないときは家で寝転がっており、冬はこたつに入っていることが多い。たった1人の後輩である梓のことを溺愛しており、抱きつくなどの過剰なスキンシップが日常茶飯事で場合によってはキスをせまろうとして梓に手形がつくほどのビンタをされたこともある。テレビシリーズでは幼少期から「しめじ」や「ドアノブ」などのロゴが入った特徴的な服を部屋着として着用している。
collegeでは大学の教育学部に所属[注 6]しているが、これはさわ子に憧れて教師になりたいためである。恩那組の晶には一方的にライバルのように扱われているが、唯本人は「かわいい」といって抱きつくなど仲は良い。