もっと自己紹介
坂本美緒とは、アニメ「ストライクウィッチーズ」「ストライクウィッチーズ2」の登場人物である。
声:千葉紗子(第1期)→世戸さおり(第2期)
概要
扶桑皇国海軍遣欧艦隊第24航空戦隊288航空隊所属のウィッチで、連合軍第501統合戦闘航空団ストライクウィッチーズ戦闘指揮官。モデルは旧日本海軍航空隊の通称「大空のサムライ」坂井三郎。
ネウロイ大戦初期から活躍する大ベテラン。宮藤芳佳の実父、宮藤一郎博士と面識のある数少ない人物で、ストライカーユニットの開発に貢献し、初飛行に成功した。
豪放磊落(ごうほうらいらく)で何事にも動じない。数々のウィッチを鍛え上げ、自己鍛錬も怠らない生粋の扶桑軍人。高笑いが特徴。その漢らしさにファンも多いが、ウィッチの宿命には逆らえず、成人とともに魔力を失いつつある。
しかし彼女は飛び続ける。後を引き継ぐウィッチたちのために-そして自分自身のために!
ネット等では「もっさん」の愛称で親しまれている。最近ではモッピーさかもっぴーという、幼児帰りを起こすことも
経歴
幼少の頃にウィッチに志願。第一次ネウロイ大戦、扶桑海事変時に宮藤博士率いるストライカーユニット開発に参加、96式艦上戦闘脚を駆る。
扶桑皇国海軍遣欧艦隊リバウ航空隊として欧州方面を転戦。零式艦上戦闘脚のプロトタイプである十二試艦上戦闘脚開発に参加。竹井醇子(現504)、西沢義子と共に「リバウの三羽烏」と呼ばれる。またリバウでミーナ・ディートリンデ・ヴィルケ、ゲルトルート・バルクホルンと知り合う。また後のカールスラントウィッチ隊総監、アドルフィーネ・ガランド少将(当時大尉)とも出会っている。
連合軍第501統合戦闘航空団ストライクウィッチーズの戦闘指揮官兼教官としてペリーヌ・クロステルマン、宮藤芳佳をスカウトし育てた。ガリア解放後は扶桑に帰国して海軍養成学校でウィッチの養成に当たっていたが退官している。
映画『リバウの雷鳴』に記録映像で出演経験がある。元ネタの坂井三郎よろしく編隊宙返り飛行を披露したという。
パーソナルデータ
身長:五尺四寸(約165cm)、体重:十三貫(約48.7㎏)
8月26日生まれ 19歳(第1期)→20歳(第2期)
使用ユニット:A6M3a(零式艦上戦闘脚22型甲/第1期)→ N1K5-J (紫電改五型/第2期)
使用銃器:九九式二号二型改13mm機関銃
使用武器:扶桑刀(真贋不明だが同田貫正國[どうたぬきまさくに]の説あり・第1期)→扶桑刀「烈風丸」(第2期)
使い魔:ドーベルマン
扶桑刀による近接戦闘が得意。第2期より必殺技「烈風斬」を習得した。
階級:少尉(OVA)→少佐(アニメ)。
1期では501の戦闘指揮官就任のために昇進扱い。第2期スタート時点で原隊でも少佐に昇進している。
固有魔法『魔眼』…超遠距離目測およびネウロイのコアを見つけることができる。(普段は眼帯で隠している。)
ウィッチの宿命である魔力の減衰が始まっており、1期8話で初めて防御シールドが破られ、1期9話で人型ネウロイに撃墜され重傷を負った。第2期ではすでに防御シールドは拳銃弾すら貫通する有様であり、「使えない」状態である(魔眼、飛行能力は健在)。
幼少からウィッチの訓練を受けていたため料理は苦手。おにぎりは糧食でもあるので握れるが三角には握れない(本人曰く「まんまるくなる」)。新米の頃は肝油を飲まされて往生したらしい。
新人教育に熱心であり、鬼教官と怖れられるが、彼女の言動は厳しくも形式張った所がなく、部下からの信頼は隊長のミーナに次いで厚い。新人へ熱心に教育に当たるのは、未熟なままで前線に出さないように、という彼女なりの配慮の裏返しとも言える。なお風呂の中だけは階級の上下はないらしい。
第502統合戦闘航空団ブレイブウィッチーズに所属する下原定子はリバウ航空隊時代に坂本から厳しい指導を受けており思わず泣いてしまうこともしばしばだったらしい。
風呂好きであり、メンバー同士の「裸の付き合い」的なコミュニケーションを重視している。第1期の501本部に大浴場が設置されたのは彼女の提言によるもの。
他キャラとの関係
ミーナ・ディートリンデ・ヴィルケは旧知の仲であり、名前で呼び合っている。部隊長としての能力はすべて備えていると信頼しているが、若干部下に甘いと思っている。彼女は501解散後、美緒から連絡がこないと宮藤への手紙(?)でぼやくほどで 、強い絆がうかがいしれる。
リネット・ビショップは宮藤芳佳とほぼ同期にあたり、育成の必要な新人である。能力的に後方から対局を見極められるので指揮官向きであると思っている。
宮藤芳佳は強大な魔力を持ち、かつ努力家で前向き、恩人の宮藤博士の忘れ形見である。一人前のウィッチに導くことを望んでいたが、本来の本人の意思を尊重し欧州支援作戦に参加させまいとした。なお、宮藤本人は1期終盤の行動がもとで不名誉除隊になっているが本人には伏せられた(第2期で軍曹のままなのはこのため)。
ペリーヌ・クロステルマンからの好意にはまったく気付いていない。芳佳に厳しいのも新人故の思いやりだと思っている。
フランチェスカ・ルッキーニはとんでもないじゃじゃ馬だと思っているが、ムードメーカーであるので黙認している。個人的にも不思議と憎めないと感じている。
シャーロット・E・イェーガーのはっきりした物言いは嫌いではない。ストライカーユニットのチューニング能力を評価しており、戦闘時には彼女の高速飛行能力を頼りにすることがある。
ゲルトルート・バルクホルンの軍人としての資質は申し分がない。自他共に厳しいのが欠点でもあるが彼女らしさでもあると考えている。
エーリカ・ハルトマンは超エースであり、戦力として大変頼りにしている。陸での生活態度もスルーできるほどである。でも本当はもうちょっとなんとかして欲しいと思っている。
サーニャ・V・リトヴャクの索敵能力は自身の魔眼を上回るものだと実感している。ただ彼女が消極的なのを心配している。
エイラ・イルマタル・ユーティライネンは正直理解の範疇外にある。サーニャと組むことが多いので夜間哨戒が多いが、日中でも活躍できる能力を認めている。
ストライクウィッチーズへの復帰劇
劇中では前線を退き、劇外では声優の交代という激震で前線復帰が危ぶまれたが、術式を練り込み一槌一槌魔法力を込め鍛え上げ、ネウロイのビームを切り裂く刀「烈風丸」と新ストライカーユニット紫電改五型の機動性を生かした「烈風斬」で再結成された第501統合戦闘航空団に復帰する。
前線復帰第一戦(第2期2話)では白装束を思わせるが白スク水にしか見えないボディースーツ姿でネウロイを切り裂き、視聴者を驚愕させた。
余談ではあるが、この時に使用していたユニット。紫電改五型(紫電五三型)は試作機であり、一度過給機故障を起こしていた。応急修理のみ済ませた機体で、執念とも言える尋常ではない回避機動も披露している。