自己紹介

'03年二人目産後軽躁(+2)にて発病。激鬱と薬剤性躁転を経て十数年間の長く辛い鬱期に。軽躁やフラットはほぼなく、激鬱(ー5)を繰り返す内に、できる事が少なくなり完全に障害者の生活を送る(家の散らかりも凄まじい)。'23年、寝たままできる趣味に出会い、現在は精神的に安定。

もっと自己紹介

1968年(S43年)生まれ。専業主婦。
夫は50代会社員。
子供は、1997年度(H9年度)生まれの娘と、2002年度(H14年度)生まれの息子。
双極スペクトラム障害の宣伝をしているわりには、自分はそうではなく、単に双極性障害と考えられる。軽躁までしか経験がないのでⅡ型と考えられる。


◆◆◆必見 !!「双極スペクトラム」と「双極スペクトラム障害」◆◆◆

結論から言うと、下記の色の中で緑色として私がイメージしているのが双極スペクトラム障害。

双極スペクトラムとは何か。
諸説あるので少し乱暴にまとめると、双極性障害は鬱病と切れ目なくつながっているという考え方だと私は理解している。スペクトラムという連続体であるから、虹の色に例えることができる。

以下は双極スペクトラムの各型に、私が独断と偏見でイメージカラーを当てたものである。

双極Ⅰ型---赤
Ⅰ型とⅡ型の中間---オレンジ
Ⅱ型---黄色
???---黄緑
双極スペクトラム障害---緑(厳密には黄緑から青に重複している)
内因性うつ病---青

虹色のスペクトルが双極スペクトラム、その中の、緑色(これは私が独断と偏見で当てたイメージカラー)が、双極スペクトラム障害なのである
(障害という言葉がつくかつかないかによって意味が違うので注意)。
双極スペクトラム障害は、言わば、双極Ⅱ型と鬱病の中間的のようなもの。どちらも鬱が重いのが特徴なので、気分循環症などの軽微双極性障害は含まれない。

双極スペクトラム障害は、DSMやICDに載っている正式病名ではないから、診断書にこの病名が載ることはない。たとえばうつ病などと表現されると思われる。私の場合は、双極性障害か、それとも双極スペクトラム障害かのボーダーライン的症状(黄緑の所)で、どちらかといえば双極性障害とするのが妥当なので、診断名は双極性感情障害となっている。

双極スペクトラム障害は、正式病名ではないとはいえ、治療上は重要な概念だと思う。
たとえば、気分安定薬が奏功することなどである。


◆◆◆双極スペクトラム障害の診断基準案◆◆◆

(松崎朝樹先生監訳『気分障害ハンドブック』の
p.41より、GhaemiとGoodwinによる定義案を私がかみくだいたもの)

★大うつ病エピソード(2週間以上続くもの)があることが必須
★自然に(つまり薬剤性等ではなく)躁や軽躁はなかったことで、双極性障害が否定される
★次の場合は可能性が高い
・薬剤性躁転がある(あった)
・第一度近親者に双極の人がいる
★次の場合も組み合わせによっては可能性を高める。
・発揚気質
・大うつ病エピソードは繰り返す
・大うつ病エピソードが短い(約3カ月未満)
・抑うつの内容が非定型(=例えば過眠など)
・精神病性の大うつ病エピソード
・若年発症の大うつ病エピソード(25歳未満)
・産後発症の大うつ病エピソード
・3つ以上の抗鬱剤に反応しない
・抗鬱剤効果の「へたり」(初めは効くが…。)


◆◆◆私は双極性障害なのか◆◆◆

双極性障害なのか、それとも双極スペクトラムなのか。
微妙な所であり、どちらにもとれるので、虹色の黄緑を当ててみました。

私の場合は、薬剤性ではない軽躁転があれば双極Ⅱ型、なければ双極スペクトラム障害です。どちらにしても気分安定薬での治療になるので、治るのであれば、病名は比較的どうでもいいです。

どうでもいいとはいえ、考えることは無駄ではありません。

鬱で通院するようになってから転院するまでの9年間は常に抗うつ剤を飲んでいたので、躁(軽躁)が出ても単に薬剤性躁転あって、双極性障害とは言い切れませんし、転院後は、抗鬱剤を飲んでいなかった時期もありましたが、その時に軽躁転はありませんでした。

つまり、医師にかかってからでは、非薬剤性の躁転はありませんでした。

こうなると、通院を始める前に、軽躁病エピソードがあれば双極性障害、なければ双極スペクトラム障害ということになります。

通院に至る経過は、

2003年
2月(出産した時)にすごいパワーが涌いてきて、ワンオペでの新生児育児に苦労を感じなかった(ただし、息子が手のかからないタイプだったからでもある)。このパワーは、新生児が持つ独特な「気」「パワー」「オーラ」のようなものを受けてのことだと思い、自分に由来するものではないと感じており、自分から力が涌いてくるようには思わなかった。
8月頃 家事などがスイスイできて、風邪を引いたり疲れたりすることもなく、まるで普通の人のように動けていて、従来の自分のイメージを覆す感じだった。
2004年度
春:思考散漫、思考転導性が現れ、家事に支障をきたすようになる。ただこれは、元々注意の向け方のコントロールに難があって会社の仕事や主婦業が従来からヘタで、それが急にひどくなったというだけで、軽躁の混乱とは決めつけられない。それに、この時期は上の子が小学に上がり下の子が1歳になったという大変な時期なので、それが、わちゃわちゃして分からなくなった原因の1つ。
冬~2005春 寝つきが悪い。

この状態から急に、2005の5月に、今まで感じたことのないような異様な感じ、つまり鬱になってしまったというわけ。

そんなわけで、通院開始に至るまでの2年間、軽躁ありとみなすか、そうでないとみなすかで、双極性障害なのか、双極スペクトラム障害なのかが決まってくる。のだが、過去と言うのは過ぎ去って形も証拠もないもの。はっきりした判別はできない。

推測として、軽躁だったと考えられるので、現在の主治医の、双極性障害との診断は正しいと思う。ただ、きわめて、双極スペクラム障害に近いものだとは思う。

以上、長文を読んで下さりありがとうございましたm(_ _)m



***********************************












以下は書きかけのまままとめられずに挫折して放ってあるのですが、一応消さずに残しておきます。


---------病歴(書き直し予定ですが一応残しておきます)----------

機能不全気味の家庭に育ったことが後々の人生に影を落とす。

16歳の時に風邪をこじらせてから虚弱体質になり、プレッシャーに弱く自信のない性格へと様変わり。

36歳(下の子2歳)でうつ発病、通院と服薬開始。
双極の発病は、下の子誕生時に軽躁にて始まったか、又は、その後の鬱治療、抗鬱剤によって躁転して、元来の双極性の体質が目覚めたかのどちらかだと思われる。
躁転後は、調子が乱高下し、軽躁と激鬱をラピッドに繰り返すように。

通院3年目から抗鬱剤の他にデパケンが加わり、激鬱の気分が少し和らぐ。軽躁も稀になる。

通院6年目の鬱期に突然、軽躁有との病識が芽生える、すなわち自分が双極性障害と気づく。そのことを主治医と話し合わず有耶無耶のままに。それでも自分の中では、一生治らない病気だとの覚悟ができた。
これを機会に、障害者手帳を取得(診断名は気分障害)。

2014年5月に転院し、念願だった双極性の診断がやっと下りた。
抗鬱剤中止とデパケンの増量、
(ただし抗鬱剤は臨時には服用)、
2015からラミクタール服用にて、少しは良くなりつつある、のかな?

長年のPMS、現在はピルで完全寛解済。

16歳から少し、こだわりの強い神経症傾向、29歳から悪化し、就労不能。


以上2015(H27).1.5 改訂

※病歴の詳細バージョンは、2015.3に下記に引っ越しました。ただし、まだ作成途中です。
http://dpkn.blog.shinobi.jp/%E5%8F%8C%E6%A5%B5%E6%80%A7%E9%9A%9C%E5%AE%B3%E3%81%AE%E3%81%93%E3%81%A8%E3%81%AA%E3%81%A9/20150316


-------私がもつ元来の素質や、発病前からのこと-------

◆発病前の人生&通院開始から数年の感想◆

元来楽天的で体も丈夫でした。
しかし、高校2年の9月に風邪をこじらせてから急に虚弱体質になったのと、その結果起きた大きな挫折がきっかけで自己卑下癖が始まり、人生のシリアス度は上がりました。それでも平凡な人生を送って来ました。(虚弱体質は現在も続いています。)
なので、36歳で急に鬱になってフリーズしたり寝込んだり地獄を味わったり、メンタルクリニックに通うようになったり、鬱が何年も治らなくなった自分に、かなり驚きました。

◆気質・体質・性格◆

「凡人と狂人の違いは、凡人は沢山の狂気を持っているが、狂人は1つの狂気しか持っていない」というニーチェの言葉で言えば、まさに凡人で、どっちつかずな素因を持っています。
統合失調症・双極性障害・うつ病という3つの精神病になりやすい性質全部を持っているのです。
生まれつき不気味な悪夢が多かったのが、統合失調型人格障害(スキゾタイパル)人格障害を思わせます。
好きなことは、誰かとコミュニケーションしたり共感し合ったりすること、美しい自然との一体感を味わうこと、何かに熱中することです。
集団の中での和を重んじ、組織の中で役割を果たすことを大切に感じるので、うつ病になりやすい性格といえます。

◆双極の体質◆

十代中盤に一時的に、双極の体質が現れました。調子良い年(中3)と、気持ちがくすむ時期(高1の9月から)とがありました。気持ちがくすんだ時、普通に学校に行ったり部活をしてたりしていたので、投薬が必要な「病気」というほどではありませんでした。

◆高校以降のしんどさ◆

上記のように、現在の病気の発病は30代で間違いないのですが、それ以前もしんどい人生でした。高校の時に何かをこじらせてしまったのです(PMSを恥ずかしいと思う自責の念含む)。それで気分変調症に近い状態になりました。
急に虚弱体質になったのも、心をこじらせてしまったせいかもしれません。
だから、高校時代とか、22~25歳頃とかの若い盛りに楽しく過ごすことができず、
「青春を返せ!!」と思います。


--------現在の日常の苦労---------

◆普通の人と違う日常1(神経質)◆

私の人生を困難にしている要素は、主には双極性障害と、上に書いた虚弱体質ですが、虚弱体質と関係する、独特の神経質があります。あえて病名をつけるなら、全般性不安障害と強迫性障害になるかもしれません。物事が上手くいくか不安なので、特定の物事にこだわってしまうのです。これは、体が急に虚弱になった16歳の時に少しその傾向が現れ、最初の出産をした29歳からは急にひどくなってどんどんエスカレートしていきました。色々な動作、特に服装のこだわりが特徴的です。なので外に出て就労することができません。制服などを着ることもできないし、雨に濡れて出勤することもでないので。十代中盤までは一切このような症状はなかったのに、人間、変わりようの大きさには驚きます。2014の春頃からは、多少は症状が和らいでおり、デパケンの増量が効果があったか、又は熱心にツイッターをするようになったことと何か関係あるかもしれません。

◆普通の人と違う日常2(脳力の偏り)◆

並行作業が苦手などの、脳力の偏りがあります。(能力ではなく、脳力などという見慣れない言葉は、一見、私の勝手な造語かと誤解されそうですが、実際にちゃんとある言葉です。)発達障害というほどではありません。でも、ADDに近い傾向だと思います。
のめり込みやすく過集中の反面、注意が急に逸れやすいです。従って、注意が意志に反して切り替わると、その直前の記憶がなくなります。記憶はすぐに戻ることがほとんどです。時々、冷蔵庫の前まで行くと、何を取りに来たか分からなくなっているパターンです。母と私と息子に3代同じく、何を取りに来たか分からなくなる様子が見られるので、遺伝のようです。皆、発達障害というほどではない様子です。
(余談:娘は、私や息子とは別のタイプな子で、ごく軽度の自閉症スペクトラムですが、この性質は夫からの遺伝のようです。私や息子とは似ていません


------ア・ラ・カ・ル・ト--------


◆自閉症スペクトラムに関する知識◆
自閉症スペクトラム、広汎性発達障害、アスペルガー障害等と呼ばれるタイプの人が身内に多いので勉強してきました。それを簡単に解説したもの。良かったらクリックして下さい ↓
http://dpkn.blog.shinobi.jp/%E7%B2%BE%E7%A5%9E%E7%96%BE%E6%82%A3%E4%B8%80%E8%88%AC%EF%BC%88%E7%99%BA%E9%81%94%E9%9A%9C%E5%AE%B3%E3%83%BB%E4%BA%BA%E6%A0%BC%E9%9A%9C%E5%AE%B3%E7%AD%89%E5%90%AB%E3%82%80%EF%BC%89/20150316_143

◆月経周期と精神◆
セロトニンを増やす働きのある女性ホルモン「エストロゲン(卵胞ホルモン)」は、排卵の前に多く分泌され、排卵後2週間(高温期)は、活動を抑えて大人しく過ごさせる働きのある「プロゲステロン(黄体ホルモン)」が分泌されます。
以上が妊娠に必要な女性の体の働きです。

この高温期には、エストロゲンとプロゲステロンは協調し合いつつも拮抗して働きます。エストロゲンが明るさをもたらし、プロゲステロンが気力を低下させるという風に。
この高温期の2週間のエストロゲン分泌量には大きな個人差があります。それによって、ホルモンバランスが、妊娠出産には支障なくとも精神的には影響する程度には崩れることがあります。

①本来プロゲステロン優位であるべき時に、エストロゲンが優位になると良くないという説が最近よく言われています。
②排卵後にエストロゲン分泌が少し減り、エストロゲンとプロゲステロンのバランスが理想的であれば、好調だと思われます。
③排卵後にエストロゲン分泌が減りすぎると、両ホルモンの拮抗が崩れ、プロゲステロンの性質が強く出て、だるさ・無気力・ヤル気低下が発生します。
④加齢などで、③よりも更にホルモンバランスが崩れる可能性があります。(更年期ではなく、妊娠出産には差し支えない状態。)

前置きが長くなりました。
私は、③の体質なので、10代の時から、排卵から生理までの2週間は意欲が低く、くすんだように過ごしてきたものでした。それが、40歳の頃から、一層、排卵後のエストロゲン分泌が減った(チンパンジー・ゴリラなど、人間以外で生理がある動物の多くは若い時からそうです。その証拠に彼らは排卵後に交尾をしません)ようで、困ったことが起きてきました。

排卵前はエストロゲンが多くてセロトニンもたっぷりなので、ヤル気バッチリ!
ところが排卵したとたんに、無気力であまり動けなくなって続きができない!
やりかけのものがあっても強制終了で放置!
排卵前のハイから、排卵後にズドーーーンと、ジエットコースターのように堕ちます。
毎月、これが怖くてたまりませんでした。

それで43歳頃からピルを飲んで排卵を止めることにしました。一相性のピルなので、いつも同じ量のホルモンでいられ、変わらず安定した気分でいられるようになりました。

ピルを飲む前は、上がり下がりが激しいので、自分は双極性障害だと確信していましたが、飲むようらなってからは、双極性障害というよりは、双極性スペクトラムには何とか含まれるという程度なのではないかと思うようになりました。主治医は相変わらず何も診断してくれなかったので。

ただ、40歳以上の人は、ピルで血栓症になりやすく、血栓症では死者が何人も出ているので、安易なピル服用は避けて下さい。

◆ピルを飲んで安定した後の最近の病状◆
2013年度のの4~1月の約300日の内で軽躁の日が6日(2%)、残りの98%は、鬱期か寛解期のどちらかで、そのサイクルは10日~2カ月ほどでした。
2014.5からは、転院し、薬も変えたので、また変わって来ると思います。

◆ブログ◆
ブログ、たま~に更新しています。
http://dpkn.blog.shinobi.jp/

タイトルは、当初、「鈴原まり音の爽鬱」でしたが、同じ名前(フルネーム)の人が現れたので、今では、「芽里梨の爽鬱ブログ」となっとています。また帰る可能性もあります。ちなみに爽鬱は、私の造語です。

◆メンタル(心の悩み)の面◆
16歳頃からの自己卑下癖は、気分変調性障害(気分変調症)だったと考えられますが、2013の4月にキレイに治りました。今は双極性障害だけになってスッキリしました。まだまだ鬱で辛い時もありますが。。ブログにも、気分変調性が治ったことも書きました。
下記記事は、自信を取り戻したことを書いてあるので、若い頃からメンタル的に悩んでいる方などは、どうぞご一読を。

ブログより「あっ、気分変調症が治ってるわ!」http://dpkn.blog.shinobi.jp/%E5%8F%8C%E6%A5%B5%E6%80%A7%EF%BD%BD%EF%BE%8D%EF%BE%9F%EF%BD%B8%EF%BE%84%EF%BE%97%EF%BE%91%E3%80%81%E5%8F%8D%E5%BE%A9%E6%80%A7%E9%AC%B1%E7%97%85%E3%80%81%E6%B0%97%E5%88%86%E5%A4%89%E8%AA%BF%E7%97%87%E3%80%81%E7%94%9F%E6%B4%BB/%E3%81%82%E3%81%A3%E3%80%81%E6%B0%97%E5%88%86%E5%A4%89%E8%AA%BF%E6%80%A7%E9%9A%9C%E5%AE%B3-%E6%B0%97%E5%88%86%E5%A4%89%E8%AA%BF%E7%97%87-%E3%81%8C%E6%B2%BB%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%82%8B%E3%82%8F%EF%BC%81%EF%BC%81%E5%8E%BB